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岩波書店はインテリの傲慢さがあるのでは

岩波は書店から返本を受け付けない。だから普通の本屋(採算を考える本屋)には岩波の本が置いてない。よく売れてる岩波新書でさえ桜新町の本屋さんには無い。この本は「いい本だ みんなに読んで欲しい。苦労して良い本を造った、書いてもらった。是非読んでほしい。」と出版社として思わないのだろうか?思うんだったら、紀伊国屋にいかなくても、桜新町で買えるようにしてください!

『教養主義の没落』竹内 洋 著 中公新書 のなかに「岩波文化」にふれていた。岩波って先頭をきらないんですね、「資本論」を出すのも二番目、様子をみるんですね。引用「岩波文化(翻訳書重視)と官学アカデミズム(学説研究と外国事情重視)は、学問ヒエラルキーについても、相互共振しながら正統化のキャッチボールをしていたのである。」

前書からの引用 「全共闘運動は、教養主義(マルクス主義的教養主義、教養主義的マルクス主義)への愛憎並存からくる一種絶望的な求愛運動だった。しかしポスト全共闘世代の大学生にとっては、教養主義に代表される知識人文化は、もはや執着の対象ではなくなったのである、と。」「全共闘学生は、丸山真男に代表される教養エリートを壊滅させるために吉本隆明を必要としたが、レジャーランド大学生は、プチ教養主義を解体するためにビートタケシの知識人殺しを歓迎した。」「教養主義の終焉は特権的教養を放逐したが、同時にさきに触れた大衆平均人(サラリーマン型人間像)文化と適応の文化(実用主義)の蔓延をもたらしたのではなかろうか。」 さあーて困った。村上 龍さんどうします?



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蜜蜂が世界中で狂い死?または失踪している。

環境に関心のあるかたで、生態系にも関心のあるかたなら、ご存知でしょう。
蜜蜂がいなくなって、果物、野菜の受粉にまで影響を受けて、収穫量が減ってこまっているということを。 何故だろうと勉強しようと思っていたら、NHKの視点・論点という番組で『ミツバチ異変と動的平衡』というテーマで福岡伸一教授が論じておられた。やっとインターネットでアップされたので、要点を書きます。全文はhttp://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/21092.html#moreでお読みください。「・・ミツバチの不足の背景を探ってみますと、世界規模でハチの群れに何らかの異常が起きていることが分かります。主な輸入もとだったオーストラリアのミツバチに伝染病が発見され、現在輸入が禁止されています。日本国内の生産地でもハチの大量死がおきています。一方、アメリカでは、ハチ群崩壊症候群と名づけられた、ハチの奇妙な大量失踪が報告されています。ウイルス病だという説、ダニなどの寄生虫説、あるいは農薬による中毒説、などが取りざたされていますが、いまだ真相はつまびらかではありません。
近代農業のもとで、ハチたちは品種改良が重ねられてきました。おとなしく、人を刺さない、それでいて効率よく受粉作業をこなすハチの品種が、極端なまでに、均一化されてきたのです。これは生物学的に見ると、非常に脆弱な状況といえます。ちょっとした病気や環境変化などのかく乱要因が来ると、均一な系はたちまち破綻をきたします。生命現象を・・メカニズムという言葉で説明しようとしますが・・もっと動的なものです。そこでは、非常に多くの要素が絶え間なく動き、連携し、変化しながら、互いに律しあい、全体として均衡をとり、恒常性を維持する、そして、干渉やかく乱に対して復元する力を発揮します。私はこのような仕組みを動的平衡と呼んでいます。動きながらバランスをとるという意味です。生命、自然、環境はすべて動的な平衡状態にあるといえます。
・・局所的に、何かを操作したり(効率を良くするため)・・部分的な介入はやがて動的平衡全体に波及し、平衡が乱れたり、あるいは逆襲を受けることになります。部分的な効率化は、決して全体の幸せにつながることがないのです。」
「そもそもハチは、自然界において受粉の道具として存在しているのではありません。昆虫と植物は・・複雑な植物連鎖網の結び目のひとつとして、生態系全体に組み込まれています。つまり、昆虫と植物の共生関係はもっと大きな動的平衡状態の中にあります。」ハチの異常と狂牛病の問題と同根です。草をたべるべき牛が効率化のため、肉骨粉(死んだ家畜等)を食べさせられたからです。
豚インフルエンザ、鳥インフルエンザも同根です。
「近年、生物多様性が地球環境問題の重要課題として注目されるようになっています。その理由は、多様性が単に生命の可能性を担保しているというだけではないのです。生物の多様性こそが、動的平衡を支える大きな力のみなもととなりうるから、重要なのです。・・・・
ハチの謎の失踪や大量死は、ある意味でいきすぎた効率思考への、文字通り、イエローカードのようなものではないでしょうか。」





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グローバル恐慌―金融暴走時代の果てに   浜 矩子 著  岩波新書 読書ノート

「モノという重石を欠いたカネは、ひたすら欲望に駆られて疾走し始めた。やがて疾走は暴走に転化し、その果てに恐慌がやって来た。モノとカネとの決別をもたらした流れの源流はどこにあるのか。それを解明しないと、現状の真相は見えてこないし、これからどうなるかについての展望も開けない。」
2008/9/15 米投資銀行リーマン社倒産 地獄の扉の開いた日
「本質的な問題は、サブプライム融資に内在するリスクが証券化という手法によって世界中にばら撒かれていたことにある」「・・債権の証券化という金融手法の中には、壮絶な『合成の誤謬』の悪魔が潜んでいたのである。」
「アメリカの住宅市場の過熱状態とそれを煽った低金利環境があり、・・」
「その中身が怪しげであることを解っていても、儲けのためにはやむを得ない。厳しく収益責任を問われる金融機関や投資ファンドであればあるほど、背に腹は代えられない。危険を承知でサブプライム証券化商品に手を出していくことになる。超低金利・長カネ余りの世界が生み出したギャンブル行動である。このような行動は世界的にカネ余りだからこそ発生する。その世界的カネ余りのルーツが日本のゼロ金利政策にあったとすれば・・・ジャパンマネーが地球を回り、ジャパンマネーが地球を回す。・・今日の円はいわば隠れ基軸通貨である。」 「外しそびれた生命維持装置は、超低金利の日本から、世界に向けての大量の資金流失をもたらした。その結果としての世界的カネ余りが、今回の危機の遠因ではなかったか。」
「元来、資本主義経済の中ではモノとカネは一体になって動くはずだ。だからこそ、『過剰生産に基づく資本主義固有の矛盾が爆発』することになるわけである。ところが今回はむしろモノとカネとが決別状態に陥り、カネの世界が一人歩きを始め、やがては暴走することによって、今日にいたっている。」「カネがモノを置き去りにして暴走したからといって、モノの世界がカネ無しで回るようになったわけでない。・・・・グローバル恐慌は、企業の資金調達難という形で確実にカネの世界からモノの世界に伝播する。」 「恐慌はモノとカネとのディカップリング度が高いほど、実体経済を震撼させる度合いも大きくなるものだと考えられる。」
「これを機に、自由と規制との狭間に存在する黄金の均衡点を探り当てていかなければならない。ようやく緒に就いたばかりである。」
「金本位体制の下では恐慌が起こる。管理通貨体制の下では恐慌は起こらず、その代わりに経済にインフレ・バイアスがかかる。そう考えられてきた。」が・・・・
最後に著者の内橋さん的アコガレ?幻想?
「独自の通貨を持つ地域共同体が経済活動の軸となれば、あるいは、モノとカネの健全な形での再結合への展望が開けるかもしれない。」
「人間の営みである経済活動の中でも、金融は最も人間的な信用の絆で形づくられている。そうであるはずだった金融の世界から、人間が消えた。ここに問題の本質があるのかもしれない。本書執筆の最終場面に来て、そう思うに至った。」




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