「占領下日本」 半藤一利・竹内修司・保坂正康・松本健一 対談本
戦後、占領期の歴史書の白眉はやはり『敗北を抱きしめて』 ジョン・ダワー著だと、この本を読んで再認識します。私には。
そのジョン・ダワーにはなかった視点で且つ、ビックリした箇所 =
昭和24年湯川秀樹ノーベル物理学賞をもらう、そのことについて、半藤 「でも嫌な言い方をしますとね、この理論が原子爆弾を作ることにつながっていきます。・・・日本に原爆を落とした贖罪として、湯川さんへの受賞はあるのかなと思うのです。今になるとね。」 松本「湯川さんも原罪意識というか、そういう気持ちで原爆反対運動とか、あるいは世界連邦運動まで入っていくわけですね。そのきっかけは贖罪意識です。」
東京裁判で有罪根拠の共同謀議があったかどうか=
松本「成り立つのですよ。やはり御前会議というのはね、天皇臨席のもとに軍と政府の最高指導者層を集めて重要な国策を決めたわけですから、共同謀議だと言われれば、そうなのですよ。ところが東京裁判は、天皇を被告からはずしてしまっているでしょう。」 だからメロメロ・・・
『日本の黒い霧』は正しいか?正しいそうです、読むことにしました。=
『日本の黒い霧』松本清張さんについて 竹内「実際問題としては、清張さんの見方以外の見方というのは、今に至るまで提出されていませんね。」
ジョンダワーも述べてますけど、シツコク再認識すべきこと=
半藤「・・・天皇の軍隊は潰したけれど、天皇の官僚は残したのですね。占領政策をうまく進めていくためには、天皇の官僚は残こさざるをえなかった。」
松本「いわゆる人間宣言の原文も、こういう内容で、マッカーサーが『これでよろしい』と言ったのに、天皇があえて五箇条のご誓文を付けた。そういう意味で、重要なポイントでは、天皇がもう一度押し返したという形をとっているわけですね。」
☆ 占領下の日本と同じようにいま米国の属国になってしまってるの? なんでぇー?なんでぇー?
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