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「北海道の歴史―あなたの知らない」 山本博文 著 読書ノート

☆ まとめ
・ 北海道には弥生時代がなく、続縄文時代(5世紀頃まで)であった。稲ができない気候で、狩猟と漁労と野生生物の採取を基礎とした生活が縄文文化。
・ 5世紀から13世紀まで「オホーツク文化」であってアイヌ人とは別であった。その後北海道全域に広がった「擦文文化 」(サツモン文化)に吸収される。
・ 「…擦文人たちは自らその時代を終らせ、アイヌ文化へと変容させていったと見ることもできる」13世紀頃のことか
・ 鎌倉時代、北海道や奥羽の蝦夷(えみし)の備えとして「蝦夷管領」(えぞかんれい)の任は安東氏
・ 源義経が北海道に逃れてアイヌと暮らしていたという伝説あり、鎌倉幕府の罪人の流刑地だった。
・ 元寇の頃、モンゴルは樺太に侵攻し、アイヌと40年間も戦っている。安東氏が関与の可能性有
・ 1456年「蝦夷の100年戦争」の先駆けとなったコシャマインの戦い。かねてから和人による抑圧・収奪に不満がたまっていたアイヌの一斉蜂起。鎌倉時代以降、道南を中心に勢力を広げてきた和人たちは、滅亡の瀬戸際にたたされた。アイヌ首長コシャマインにとっては、アイヌと和人のどちらが道南における交易権を勝ち取るかを賭けた戦いであり、アイヌ民族の自由を守りぬくための闘争であった。和人滅亡の危機を救ったのは武田信広―松前藩の祖、蠣崎氏の家督を継ぐ。
・ 1512から3年間、ショヤ・コウシ兄弟との戦い。-蠣崎光広は講和に見せかけて、酒宴に呼び、騙まし討ちで斬殺。ヒドイねぇ!
・ 道南を中心に蠣崎氏の支配体制が確立。-武田信広の三代後の蠣崎季広が1550年、アイヌを懐柔し講和を結び、支配権を広げていった。しかしまだ安東氏の従属下であった。
・ 秀吉の時、蠣崎氏は蝦夷地における単独交易権を獲得し、安東氏の従属から独立。蠣崎慶広は徳川幕府・家康より「松前」の姓を与えられ、松前藩の成立。
・ 松前藩の財政は、米が収穫できない分、交易や漁業、商品流通への課税で支えていた。幕府からアイヌ交易の独占権を公認された。それは交易を通じたアイヌへの支配権の拡大といってよい。
・ 1669年シャク・シャインの「蜂起」 東の白糠から東の増毛にいたるアイヌ人の蜂起。またもや松前藩は、偽和睦で酒宴に呼び、アイヌ指導者シャク・シャインを謀殺。
・ 1789年アイヌ最後の武装蜂起クナシリ・メナシの戦い―若手アイヌが中心。首長アイヌ層が説得・和睦。悪徳和人飛騨屋は場所請負人罷免、アイヌ首謀者37人処刑。
・ アイヌが日本とロシア・中国の交易の仲介・窓口だった
・ 明治2年戊辰戦争末期の函館戦争で旧幕臣、榎本武揚いっとき、蝦夷地を制圧するが、降伏、元新撰組副長・土方歳三は惜しくも流れ弾?をうけ戦死。
・ 明治新政府「開拓使」を設立し、薩摩の黒田清隆が主導。アメリカをモデルに開拓に着手。明治5年札幌農学校・クラークを招き、内村鑑三・新渡戸稲造など輩出
・ 明治廃藩置県により生活基盤を失った士族や、災害などで耕地を失い集団移民した農民、開拓と北方防備を一手に担った屯田兵や、道内各地の監獄の開拓労働に酷使された囚人たちの、努力と犠牲があり、本州では不可能だった大規模農業が実現し軌道に乗っていった。
・ 明治32年1899年「北海道旧土人保護法」が成立し、先住民族アイヌの強制的な同化政策が進められ、その後小作人 争議が頻発するなど、多くの社会的矛盾を抱えながらも北海道の開拓はつづけられた。
・ 敗戦後、戦争罹災者や引揚者、復員兵など多数北海道へ入植。開拓行政は昭和46年1971年に終了するが、進取の気性に富む道民の開拓者スピリッツは今もなお健在である。

☆ 井上ひさしの小説「四千万歩の男」伊能忠敬を描いた長編小説の北海道編はアイヌと松前藩と幕府の関係がよく分かりますよ。    
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【山好き、旅好きの団塊世代日記】 当ブログは2007/1/29に運営開始いたしました!





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プロフィール

高田 学

Author:高田 学
少年時代は海と戯れ鎌倉育ち、故郷を離れ北海道で学業。その後東京にて工務店経営。
環境(省エネ)には特に詳しい。廃業後自由人。

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