山登り魔が差すと遭難する。
3月2日 久しぶりに丹沢の第二の主峰ともいえる檜洞丸に登った。
丹沢登山、60回ていど、冬山もあり、だがひさしぶり15年ぶりぐらいか、
多少雪があるかな程度、アイゼン(雪、氷の滑り止めの靴底につける爪)なぞ頭に浮かばなかった。防寒着の一つの袋に入っていたヤッケのはずがなんと海水パンツだったという杜撰さ。ちょっと考えれば頭に浮かび、確かめるべきところ、ある意味で『魔が差した』といえる。前の晩、晩酌をしながら「よし、明日は山登りをしよう」と決めて準備をしたのだが、「こんなもんでいいんだろう。」という緊張感のなさがいけない。会社の経営にもこんなことがありそう、いやあったのではないかと多いに反省するところだ。小田急の新松田駅からバスに乗り終点で降り、登山届けをだしたら、「アイゼンは何本爪ですか?」「持ってません」「え!犬越路経由で下山、その道下ったことあるの」呆れ返って「頂上の小屋番に状況きいて下さい」とさじをなげられた。標高1000m(登りの半分以上か)過ぎると雪道が多くなり、ところどころアイスバーン。持参の2本のステッキをつかって頂上に登りきった。ブナの大木が大分枯れてきているのが、とても気になる。また許可を貰っているとはいえ、増えすぎた鹿を鉄砲で撃つ音が遠からぬ山沿いに聞こえるのが、鹿の目が浮かび、切ない気がする。頂上の小屋番は不在で状況をきけず、(缶ビールを飲もうとしていたから、いなくてよかったとも言えるか?) 下山路入口に急勾配多く、玄人向きですと看板あったのに、三度ぐらい夏道を下山して怖いと思ったことは無く、景色の良かった事のみ覚えていた。ここでまた「魔がさして」、同じ道を下山するのは、おもしろくない、ええい下山してしまえと犬越路を下り始めました。最初の100mぐらいが木がなくガレ場でここを過ぎれば、タイシタことはないだろうと思ったのは大間違い。時には登りがあったけど、もう勘弁してくれと嘆くほど、急勾配の連続、時に鎖場もあり、北斜面でもあり、たっぷり雪があり、よく言えばたっぷり、雪山を楽しめました、といえるのは、がけ下に落ちないから言えたことなのでしょう。予定より二時間遅れで、雪道が無くなってからは、落ち葉のじゅうたん道を久しぶりにフルスピードで下山するも、こんなに遅くなるとは予想外で懐中電灯の持参もしてこない、遅いバスの時刻も確かめておかないという杜撰さは、我ながらひどいもんだ。日曜で晴れなのに頂上から下山バス停まで一人も会わなかった。一人で山の自然の良さ、こわさを満喫したとはいえ、崖に落ち遭難したらどうなるんだと、準備のなさ、しっかり考えることのなさ、は多いに反省すべきことでしょう。でも体力、気力はまだまだあるなと思う事も出来ました。
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