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夏目漱石の小説等を読み、漱石の《日本の近代化・個人主義》を考える-読書会お誘い文


夏目漱石は、明治維新の前年1867年に江戸、新宿区喜久井町に生まれ、東京帝大英文科に進み、英語教師となり、一時松山中学校の教師を経験している(坊ちゃん)。34才の時、国費でもって英国ロンドンに留学している。その居候(イソウロウ)のような2年間は漱石にとって、不愉快なものであった。
漢学好きの少年として成長し、文学の成り立ちを東洋から学んだ漱石であったのである。「資質の根拠(漢学=東洋)に逆らって、西洋の受容を強いられた明治知識人の宿命である。同時に、西洋と東洋の距離に目をつぶって、無反省に西洋化即近代化の道をいそぐことの滑稽と危険についても、漱石は正確に洞察していた。・・・同時に個人主義や自由主義のもたらす余弊についても、漱石はまた聡明であった。『自由と独立と己れに充ちた現代に』に立脚しながら、同時に、そのゆえに耐えねばならぬ孤独と寂寞についても知っていたのである(『こころ』)。」(三好行雄) 
そして、創造によって現実に対峙する小説家となっていったのである。
「英文学者としての漱石にとって、《自己本位》の発見は西洋人の受け売りをしないために日本人としての見識を確立する、いわば対西洋の拠点の発見にほかならなかった。」そしてその延長上に遺作『明暗』において示めされたという《則天去私》があるとも言える。

日本の近代化への強制のなかで、《個人》はどうあるべきか、悩み抜いた小説家であり、今の世相、「
個人の尊重・個人の多様性」が軽んじられかねない時、漱石の小説から悩み抜いたその『叡智』を学び直したいと考えております。

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【山好き、旅好きの団塊世代日記】 当ブログは2007/1/29に運営開始いたしました!





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高田 学

Author:高田 学
少年時代は海と戯れ鎌倉育ち、故郷を離れ北海道で学業。その後東京にて工務店経営。
環境(省エネ)には特に詳しい。廃業後自由人。

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