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憲法と個人  「みんなで憲法を読む会」に出席して

帯広で400人も集まった集会である。上田文雄(前札幌市長)、進藤栄一の講演等である。
私の憲法に対する基本の考えが違うのか、幻滅である。一般的左翼はこんなもんか!

《日本国憲法第13条 【個人の尊重】 すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で最大の尊重を必要とする。》

「個人の尊重」原理こそ日本国憲法の最も根底にある原理である。』普通の憲法学者が、認めるところだ。
その「個人」があって、はじめて、主権在民(憲法前文)そして、基本的人権(憲法97条)が成り立つのでは、ないか!

故小室直樹を想い出す。著「日本人の憲法原論」より、「・・・ヒットラーが憲法を殺してしまったのだ。わが日本も今(2001年)憲法は死んでいると言える。…近代デモクラシーの精神がなければ、制度や法律をいくら整えても、近代国家にはなれないのです。・・・伊藤博文は江戸幕末を風靡した尊王思想を新政府の宗教にすることで日本を近代化、つまりデモクラシー化、資本主義化するというアイデアを思い付いた。・・・長年にわたる権力との戦いを経て、人民が勝ち取るのがデモクラシーです。・・・」
 《憲法第97条 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であって、これらの権利は、過去幾多の試練に堪え、現在将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。》 スゴイ文章ですね。『自由獲得の努力の成果』ウソ―! 全く日本人に根付いていない。・・・

「個人」とは、明治17(1884)年、英語のindividualの訳語として、登場する。「『社会』(society)という人間関係は、あくまで人間の尊厳といったいのindividual(個人)からできあがっており、個人という概念もまた、当時(それまで)存在しなかった。」阿部謹也、 江戸時代は、人間を気安く、斬り捨て御免で、個人はなかったのである。つまり、「社会」も「個人」の輸入はまだ、失敗したままのようで、昔からあった『世間』のみがますます、ハバを聞かせているのである。

つまり自立した人格的存在として人間・「個人」はあるのであり、夏目漱石が悩み胃を壊して小説にした主人公の「個人」であり、文学の主人公の「個人」である。そして他人の「個人」を尊重しろ、ということは、多様性を尊重しろという事で、差別などありえないのであり、イジメも、セクハラも、パワハラも、ありえないのである。

映画監督の森達也は言う、「平成になって『自発的隷属』が増えた」と、私は「自発的」・「個人」のない、「同調圧力」に流されての「隷属」、「奴隷根性」の発露とさえ、思います。 また何も考えようとしない『熱狂的等質化』も気になります。

・「忖度」は自分で何をすべきか、何が正しいか考える「個人」がありません。官僚の「世間」の常識は「忖度」することか
・TOKIOのグループが、山口君の個人的事件で、謝った。なんで? 『世間』の空気をメディアが察知しメディアの報道によってさらに『世間』の空気が強まるという共犯関係が生まれる。

・『日本国憲法の誕生』を書いた古関彰一は言う「…昨日までの侵略戦争をきれいさっばりと忘れて、憲法のみに頼って『平和国家』へと一挙に衣替えできると考えた軟弱な憲法観・国家観があった・・・」 
・農村、でしゃばったことを言ってはいけない。めだたないように、・・・同調圧力。部落の長に従う。江戸時代か?
・小作人根性・・・、だまってお上に従う。 主権在民とは、「個人」があり、自分たちがつくっている町の感覚です。

個人・自分の考えより世間に、考えもせずに従うのは、「個人」がないのだから、憲法第13条違反と言えると考えます。 
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【山好き、旅好きの団塊世代日記】 当ブログは2007/1/29に運営開始いたしました!





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プロフィール

高田 学

Author:高田 学
少年時代は海と戯れ鎌倉育ち、故郷を離れ北海道で学業。その後東京にて工務店経営。
環境(省エネ)には特に詳しい。廃業後自由人。

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