ニュースの人の死とトカトントン
『トカトントン』とは太宰治が戦後すぐに書いた短編小説です。30年以上前に読んだ小説のイメージが甦ってしょうがない。いろいろのことを、一生懸命やろうとすると、トカトントンの音が聴こえて「しらけて」しまって、やめてしまうという話です。戦争中と戦後での人の心のあまりの変わりように、どっちらけてしまうというアイロニーの意味もあるのでしょう。坂口安吾の『堕落論』と似てるとこもあるのでしょう。でもそのなかに何か前向きなものを感じるのですが。
秋葉原の追い詰められたと感じた派遣社員の自暴自棄のはちゃめちゃの殺人事件があった。死んだ人が7人。そこでトカトントン---1日の自殺者は平均85人---
たいしたことないんじゃない、と。この加藤犯人も間違いなく自殺予備軍であったわけで、ひっそりと自殺すれば、ニュースにもならなかったでしょう、親と喧嘩もしていたようですし、あまり悲しむ人もいなかったかも知れません。
『なんで、関係ないうちの息子が殺されなければならないの』トカトントン---ピカドン(原爆)一発でなんで関係ない人々が20万以上の人が死ななければいけないの?
トカトントンです。空から爆弾落すなんて卑怯です!自分の手で力で殺すほうが人間的だなんて、むかし野坂昭如が言ってたっけ。非人間的な戦争はやめろってね。
そうです戦争は反対です。憎しみなんてまるでない無関係な個々人が非人間的な方法で殺しあう戦争なんて、どうみても許せません。
『若者を見殺しにする国』赤木智弘 著 彼は『私は「丸山真男」をひっぱたきたい-----31歳、フリーター。希望は戦争』を書いて話題を呼んだ人です。この人ヒネテ、戦争を希望するか、自殺しかないじゃないのこの世の中は!といってるようにも思える人で、秋葉原事件でこの人を思い出しました。
閉塞状況の格差社会なんとかしたいですね。
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