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「ブラック ボックス」伊藤詩織 著  読書ノート

◎「差し止められた逮捕状、あらゆるところに≪ブラックボックス≫があった。司法がこの事件を裁けないのなら、何かを変えなければならない。レイプ被害に遭ったジャーナリストが、自らの被害を取り巻く現状に迫る、圧倒的ノンフィクション」表紙裏より  ☆その後、民事裁判では、勝訴です。
☆読後感は、「カンが強い女性」だなあ-、でもよく書いたね、偉い!

事件当時、詩織氏は、「ニューヨークで大学卒業を目前にして、本格的にインターシップの受け入れ先を探していた・・、ロイターでインターン契約で働いていた・・」就活で当時詩織氏は東京にいた 山口氏はTBSのワシントン支局長であった。「山口氏の『TBSのワシントン支局であれば、いつでもインターンでおいでよ』という言葉だった。」普段、詩織さんは、パートナーと暮らしていた。山口氏のメール『インターンなら即採用(ワシントン支局)だよ。プロデューサー・有給でも、詩織ちゃんが本気なら真剣に検討します。ぜひ連絡下さい!』詩織氏、履歴書を送る。その後山口氏よりメール『履歴書受け取りました。…帰国することになった』『来週後半空いてる夜ある?』 ☆邪推、いやほんとでしょ!≪パワハラ(就職させてやる)で、この女、ものにしてやろう≫と山口氏考えた。

・2015年4月3日金曜日、赤坂のロイターで機材を置いて、山口氏と待ち合わせ場所の恵比寿に行く、最初串焼きや、それから高級鮨屋に行く。詩織氏、書く「…2合目を飲み終わる前に、トイレに行った、調子がおかしくなり、再度トイレに行き…記憶が」なくなる。 ☆詩織氏は≪デートレイプドラッグ≫を酒に混ぜて飲まされたと推測する。はげしい痛みで、山口氏滞在のシェラトン都ホテルで目が覚める。いわゆる犯された後であった。赤い痣、膝関節を痛めた等々、パニックになった。山口氏に罵倒の言葉What a fuck are you doing を発す
・翌日、何事もなかったかのように、山口氏より電話… 尊敬し信頼していた人物から思いもよらない行為に混乱し・・・4/6膝の治療に医者へ、数カ月サポーター着 4/6にSさんにやっと事件を話せた。
・4/9、原宿署に一人、でむく。事情を聴いて、捜査員は『被害届を出して事件にするべき』と言って、管轄の高輪署が担当。その夜、何も知らない両親に話す。4/11高輪署の担当捜査員A氏に説明。一週間後で遅い・・ 
・4/30、被害届と告訴状提出、供述調書 デートレイプドラッグの使用の検査は今更、不可能。
・「捜査員A氏は、精力的に捜査をすすめてくれた」 ホテル、鮨屋、タクシー運転手への聞き込み。高輪署の柔道場での、屈辱的・再現をさせられた。山口氏はアメリカでなかなか進展せず。
・6/8、山口氏アメリカから帰国時に、逮捕予定。「裁判所から逮捕状請求への許可が出るところまで、証拠や証言が集まったのだから、大変心強いのは事実だった」が、捜査員A氏より電話『実は、逮捕できませんでした。・・寸前で待ったがかかりました。私の力不足で、本当にごめんなさい。また私はこの担当から外されることになりました。』 「検察が逮捕状の請求を認め、裁判所が許可した・・その担当の検事Mも担当から外された」
・「私は元検事の叔父に連絡した。叔父は、とにかく裁判所が一度許可した逮捕状が簡単に執行されないなんていうことはないから、その逮捕状が今どこにあるのかを、弁護士の先生と一緒に警視庁行って聞きなさい、と言った。」
・警察の担当は警視庁捜査一課に代わった。☆形式上の捜査のみか? 捜査一課は、☆いい加減な説明を詩織氏にする。「警察で示談の弁護士を斡旋される」 「だから大ごとにしないでお金で解決しよう、と警察までもが言うのだ。こうやって、口をつぐまされてきた人が、今までどれだけの数いたのだろうか」
・「捜査員A氏も、『なぜ逮捕状が執行されないのか、私にもわかりません。本部で被害者としてちゃんと説明を受けること。・・必ず弁護士と一緒に行くこと。』・・・そして一番この事件を近くで見てきたきた人が(A氏のこと)、『声を上げるべきです』と言ってくれたのだ。・・・」私に対してこのような発言をすることは、大変な勇気が必要だったろうと思う。」
・二人の女性弁護士と、警視庁へ・『逮捕状は先週すでに返納した。今後新しい逮捕状を申請する予定はない』
・2015/8/26、事件が検察へ書類送検。あらたな担当検事Kによる面会10月に、山口氏との聴取は2,016/1月
・2016/7/22、不起訴処分確定。 日本における強姦罪の裁判で問われるのは、・『拒否の意思が被疑者に明確に伝わったかどうか』なのだ。拒否できなくなる≪擬死≫状態であったとしても。・・」合意の壁、13歳以下は別、
・「今回の法改正で、被害者の親告は不要になった。・捜査の過程や法廷で被害者を苦しめる≪セカンドレイプ≫の問題が改善されなければ意味がない。むしろ告訴しないことを望むという被疑者が多くなりがちな現状を変えるには、こうした司法システムを、さらに改善しなければならないだろう。」
・日テレ、清水潔さんの言葉『小さな声にこそ耳を傾け、大きな声には疑問を持つ。何のために何を報じるべきなのか、常にそのことを考え続けたいと私は思う』
・マスコミの冷たい反応・・・「捜査機関に続き、報道機関に訴えても、目の前で次々とドアが閉まっていくことには、茫然とした。」・・「どんな結果になろうと、可能性のあることは、すべてやってみよう。ほんの少しでも、私はまだこの社会に希望を持っていたかった。」
・2016年から週刊新潮がこの事件をおいかけていた。2017/3月過ぎ、取材を受け、2017/5/18号の週刊新潮に、記事掲載。編集部の取材により、当時の刑事部長・中村格より『自分が山口氏を逮捕させなかった』と認めた。
・「何よりも、当時の中村格・警視庁刑事部長が、管轄署である高輪署の捜査を邪魔して逮捕状を握りつぶさなければ、山口氏を一躍スターダムに押し上げた『総理』の出版も、その後のコメンテーター活動も、ありはしなかったのだ。(週刊新潮2017/5/25日号)
・2017/5/27、東京地裁の2階を借り、司法記者クラブの記者会見を行う。 その前に、知人ジャーナリストより『政府サイドが各メデイァに対して、あれは筋の悪いネタだから触れないほうが良いなどと、報道自粛を勧めている。・・なぜ政府サイドがここまで本件に介入する必要があるのか、不可解』 会見後、詩織さんぐったり疲れ。
・事件の話をするにあたって、・日本で働くことすら諦める覚悟が必要だった。最初に『被害届を出したら報道の世界で生きていくことは難しくなる』と言われたから、捜査の過程で何度もこの言葉を聞いた。ここまで深く政権と繋がっているTBSのワシントン支局に物申すのだから、そうでなくても男社会の日本の報道現場で、一体どうして働けるだろうか。」 ☆望月記者は頑張ってるよ?

・あとがきより 強姦され、父親に話せず、自死した娘の父親が詩織氏に言う『あなたが自分の体験を公にしたことは、想像を絶するほどの勇気ある行動だ。・・これから待ち受けている道は決して平坦なものではないと思うが、決して諦めないでくれ』・・「…私は伝えようと決意した。それがこの本で、少しでも実現できていることを願う」

☆その後、2017/9/28、民事訴訟を起こし、2019/12/18日、詩織氏、勝訴330万円の支払えと。控訴はまだか?
 週刊新潮は全面的に、詩織さん応援、山口氏に対する新たなネタ?もあるとか。
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【山好き、旅好きの団塊世代日記】 当ブログは2007/1/29に運営開始いたしました!





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プロフィール

高田 学

Author:高田 学
少年時代は海と戯れ鎌倉育ち、故郷を離れ北海道で学業。その後東京にて工務店経営。
環境(省エネ)には特に詳しい。廃業後自由人。

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