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「熱 源」  川越宗一 著       読書ノート


◎降りかかる理不尽は、「文明」を名乗っていた。滅びてよい文化などない。支配されるべき民族などいない。帯より

序章 終わりの翌日(☆1945/8/16ということ) サハリン、学生だったソ連女性兵士登場、回想で、ドイツ兵士107人撃ち殺し、戦場でソ連政治将校が強姦している場に出くわし、射殺する。☆冷めた目で、戦場での無情・非情さの文・・
「私には彼を裁く権限はありませんでしたが、彼には裁きを受ける義務がありました」☆伊藤詩織さんを思い起す。
学生時、専攻決めるとき、サハリン関連の録音機を聴く。音の主が、これから書かれる主人公たち。
序章のラスト女性兵士・クルニコワは、サハリンを日本から奪還の戦場に寒さの中、向かう。

§1 帰還
・「(サハリン)島のアイヌが北海道(対雁)へ移り住んだのは、ヤヨマネクフ(主人公・和名山辺安之助)が9歳の時だ。
・千島・樺太交換条約の時 「和人たちは島から去るが、アイヌも希望する者は日本への移住を世話してくれることになった。・・8百人いじょうのアイヌが移住を望んだのだという。島に残る者のほうが多かったが、大規模な移住とな」
・「・・宗谷という地に送られた。・・漁撈を営める。・1年近く暮らしたとき、再び蒸気船がやってきた。・・和人は今度はアイヌたちを銃と大砲で脅しつけて無理矢理に船に乗せた。養父は心労と憤慨のため、船上でしんでしまった。・・
 船から降ろされた石狩川沿いの原野が対雁(ツイシカリ)だった。開拓使はここで田畑を開墾して暮らせという。・近隣の漁場での就労がみとめられるに及んで、折れた。・・授産施設を作った。かくして対雁村が誕生した。2年後には教育所なる施設ができた。・・「諸君らは、立派な日本人にならねばなりません。そのためまずは野蛮なやり方を捨て、開けた文明的な暮らしを覚えましょう」学校では、ことあるごとにそう説かれた。
・「文明が、カラフトのアイヌたちをアイヌたらしめていたものを削ぎ落していくに思えた。自分たちは何の特徴もないつるりとした文明人になるべきなのだろうか」
・主人公を含めて、アイヌ子ども3人(シシラトカ、太郎治ハーフ)と和人5人と、河原で喧嘩、その後和人の親・屯田兵・軍曹が学校に治療費よこせと談判に来る。 対雁のアイヌの若き総頭領チコロビーと屯田兵(元薩摩賊軍)と先生と、やり取りし、「・・同じ時代の、別の人生に敬意を払って・・」 その場終わり
・明治10年、開拓使長官・西郷従道が対雁に視察に来る。屯田兵責任者・永山。チコロビーは慇懃(無礼に近く)に、「・・・我ら対雁村の者共一同、お国と開拓使の皆様のご温情により、文明的な生活を始めております」そして、琴の名手のキサラスイ(後に主人公の妻)に演奏するよう頼むが、「毅然とした拒否」をするが、永山氏が「野蛮人の趣向など要らぬ。どうせ大したものでもあるまい。つまらぬ」と言うと、(☆アタマキテ)キサラスイ、「弾きます」 演奏は、「アイヌの誰もが聞き入り、頷き、涙ぐみ、手を打つ」 人皆踊りだす。西郷閣下も踊りだす。しかし、永山氏『やかましい!自ら立つこと能わず、国家の恩情で養われおる分際で、差し出がましいぞ』・・屯田兵を率いる永山氏なりに義憤があるのかもしれない。しかし村人たちの故郷を、自分のものでもないのに勝手にロシアにくれてやったのは永山氏のいう国家、日本だ」 

・ヤヨマネクフは学費をためる、幌内炭鉱の商店で働く、士族商売の店でつぶれて、対雁に戻る。
・統領・チコロビーは『対雁村旧カラフト移民共済組合』を組織した。組合が経営する漁場でヤヨマネクフは働く。村民ほとんど、漁場で身を立てる。漁場に近い来札に、ヤヨマネクフも妻と子を連れ転居した。その後災難、疫病・・・
・明治19年、コレラ感染、発生。避病院とその他消毒用石灰、村中。そして痘瘡が蔓延。死体を焼く野辺の炎
・ヤヨマネクフの妻も感染、臨終前に、妻より琴を習う。妻「もう一度見たい。故郷へ帰りたい」 それから6年後村は廃村。「村を率いていた総統領のチコロビーは、この地で樺太のアイヌとして自活する道を模索していた。自分たちで漁業組合を運営し、熊送りを執り行う日を夢見ていた。猛威を振るったコレラと痘瘡が、その希望を奪った。
・帰郷を志す村民と共同で船を買った。旅券も取った。ヤヨマネクフは山辺安之助の和名。太郎治は代用教員を続け
§2 サハリン島
・もう一人の主人公・プロニスワ・ビウスツキ ポーランド人、ロシア皇帝暗殺を謀った罪でサハリンに流刑
 革命の志士・ウリヤノフが部屋に居候し、綱領の執筆をした。共同正犯にされてしまった。
・サハリンに住む、ギリヤーク民族をプロニスワフ民俗学的に調査している。ナロードニキの友人シュテルべルグ言う
「民俗学、それと人類学はヨーロッパの、それも植民地を持つ列強諸国の間で大いに栄えている。」・「支配の大義名分になるからだ。ヨーロッパ人種が他人種を支配するのは、後者の知性や文化が、あるいはその将来の可能性が劣っているからだ。理想的な進化を遂げ、究極的な文化発展を遂げようとするヨーロッパ人種こそが、地球の支配者にふさわしい。そんな理屈を列強は欲している。・・その名分を科学的に保証させたいのだ」
・「この仕事で、プロニスワはやっと帝立ロシア地理学協会に認められ、懲役が満了した彼は、その協会から招聘され」
・学術発表会で「・・流刑の絶望の中に灯った小さな好奇心から数えて十数年にわたる研究の成果、あるいは自身で見て、感じ、記録していった全て、ギリヤークたちの瑞々しい文化、寒冷の島で培った巧みな生活様式、近代文明がもたらした困窮、普遍的にみられる人倫、祈りの声と歌、炉の熱と光、雪原を駆ける橇犬。」  えせ紳士は言う
 「ばかなことを。野蛮な異族人たちと支え合うなどと」それに対し、プロニスワは叫んだ「サハリン島、そこには支配されるべき民などいませんでした。ただ人がそこにいました」

§3 録(シル)されたもの
・サハリン島東南部、アイ村・コタンの頭領・バフンケは、アイヌでは珍しく数か所の漁場を経営する実業家でもあった。3年ぶりのバフンケが催す、熊送り(イオマンテ)、多くの人を招待した。アイヌ、ギリヤーク、オロッコ、ロシア人、和人。
 バフンケの15歳になる幼女・イベカラ。遠い遠い親戚のシシラトカ(ヤヨマネクフの幼馴染)
・イベカラが、橇で林に行き琴を奏でる。ヤヨマネクフと遭遇し、彼に貸した琴トンコリに聞き惚れる。一緒にバフンケ宅へ
・箱馬車で千徳太郎治とプロニスワと出くわす。太郎治は24歳のとき、樺太に帰ってきて、ナイブチ村で暮らす。
・6年後プロニスワフは、ナイブチ村に来て、太郎治に学校を作るから手伝ってくれと頼む。「文明の中で自立するには、知恵や知識が必要だ。その最初の一歩が識字能力だ。学校は、飲み込まれようとする異邦人たちの光となるはずだ」 「学校はアイヌの子弟が家事に煩わされない冬だけ開講することにした、識字教室と呼ぶ。
・バフンケ宅で、ヤヨマネクフとシシラトカとの久しぶりの邂逅。恋敵でもあった友人と殴り合いの挨拶。そして太郎治を伴ったプロニスワが馬車で登場。(全主人公たちが集まった) イオマンテ、木幣(イナウ)への献酒・・・ 
・「苦労して帰ってきた樺太は、もうヤヨマネクフが望んだ故郷ではなかった。・・辿り着いた故郷のヤマベチはロシア人の村になっていた。」
・プロニスワフは言う「私が生まれ育った国はロシア帝国に呑み込まれ、ロシア語以外は禁じられています。国の盛衰はともかく言葉を奪われた私たちはいつか、自分が誰であったかということすら忘れてしまうかもしれません。そうなってからでは遅いのです。」
・「その時、熱が生じた。・・道は自分で見つけるものだ。自分で選び取るものだ。・・学校はその始まりに思えた」
 実業家バフンケがやっと出資すると。・・・

・養女イベカラも恋心を抱いていたが、プロニスワフがチュフサンマ(バフンケの姪、疫病で夫と子を亡くしてる)に結婚を申し込む。チュフサンマは、イベカラに入墨を頼む。「雪に死にかけ、生きて帰った。生き残る以上は、起こる物事を引き受けなければならないとイベカラなりに考えて、チュフサンマの願いを承諾したのだった。」 入墨は痛い。
・妻の入墨について、「だが自分が誰であるかを決定した妻のふるまいは、何より美しいと思った」 ☆アイヌ女の誇り
・序章に触れられた、録音をヤヨマネクフがしゃべる『私たちは滅びゆく民と言われることがあります。けれど、決して滅びません。未来がどうなるのかは誰にもわかりませんが、この録音を聴いてくれたあなたの生きている時代のどこかで、わたしたちの子孫は変わらず、あるいは変わりながらも、きっと生きています』
・『当島の知事の代理で参りました。まずは学校の開校、まことにおめでとうございます』役人の挨拶で開校式は開始
§4 日出づる国
・日露戦争が始まってしまった。ロシア籍になっている子供を学校に行かせてくれない。学校は閑古鳥。
・サハリンの中部東海岸に散在するオロッコの村々を巡っていた。漁撈と狩猟そしてトナカイの放牧を生業にしている
・「とどめをさすように、校舎がロシアの軍隊に接収されてしまった。イベカラはアイ村に帰っていった」
・太郎治はロシア軍の斥候、ヤヨマネクフは日本軍の案内・・太郎治「ぼくはただ故郷で教師になりたかったんだけだ。それがどうして、身を引き裂かれるんだ。ここは僕たちの故郷じゃなかったのか」
・「プロニスワフは胸を張った。『革命だ。私は祖国を取り戻す』」二人目の子を宿した妻を残して。「私も、こんな選択を迫られる日が来るとは思っていなかった。だが故郷を取り戻したら必ず、この島に帰ってくる。わたしが生きなおすための熱をくれた、私にとっての第二の故郷に。」 プロニスワフは日本に行く、長谷川辰之助=二葉亭四迷に何度も会う。プロニスワフ=元国事犯の革命家にして気鋭の民族学者という触れ込みで・・、長谷川は色々な人と合わせてくれた。大隈重信・大隈伯爵にも。長谷川言う『私たちが生きる世界は、かくも酷いものなのか。我ら日本人が参加しようと、その中に名誉ある席を占めようと憧れ続けてきた文明世界とは、こんなものだったのか?』 
・伯爵へ『弱きは食われる。競争のみが生存の手段である。そのような摂理こそが人を滅ぼすのです。だから私は人として、摂理と戦います。人の世界の摂理であれば、人が変えられる。人知を超えた先の摂理なら、文明が我らの手をそこまで伸ばしてくれるでしょう。私は、人には終わりも滅びもないと考えます。だが終わらさねばならぬことがある』 あの島の人々に分けてもらった熱が、プロニスワフに言葉と決意を与えている。彼ら彼女らが食われる世界、熱が途絶えてしまう世界を自分はのぞまない。今度は伯爵が考え込んだ。やがて破顔し、磊落に笑った『我々は摂理の中で戦う。あなたは摂理そのものと戦う。結構けっこう』・・
・プロニスワフは、旧ポーランドで弟ユゼフ(過激に、独裁的に、彼によってポーランド再独立を果す)と会う。ユゼフは兄に言う『・・お兄さんの友人(アイヌ・ギリヤーク)たちだって力があれば、兄さんの厭味ったらしい助力なんて必要なかったんだろうよ。弱肉強食の生存競争。それが世界の摂理だ』 兄言う『私は摂理と戦う。そう決めたんだ。それでこそ、故郷は戻ってくる。あり続ける』

§5 故郷
・ヤヨマネクフは樺太庁、「土人部落副総代」という役職となった。見回り中に、金田一京助に出会う。 金田一の賞賛
 『叙事詩を持つのは、西洋でもギリシャやローマのような優秀な民族だけです。失礼ですがアイヌは今まで、未開で野蛮な民族とみられてきました。けどハウキやユーカラは、アイヌが野蛮どころか偉大な民族の証です。』 ヤヨマネクフは言う『俺たちは滅びる定めと言われているらしいな』・・・滅びは、この無邪気でひたむきな和人にとっても当然のことらしい。」
・「樺太は急速に『日本』になりつつあった。住む人ももう先住民より和人の方が多い・・・」 南極探検のための犬集めの協力を役所から頼まれる。…校庭での開校式・軍人の言葉を聞きながら・「アイヌとしての文明の中で生きていく知識を広めるために作った学校が、アイヌを日本人に作り替える場所にされようとしている。・・アイヌを滅ぼす力があるのなら、その正体は生存の競争や外部からの攻撃ではない。アイヌのままであってはいけないという観念だ。いずれ、その観念にと取り込まれたアイヌが自らの出自を恥、疎み始める日がくるかもしれない」 ・・誰も行ったことのない南極点。「故郷を帰る前に失った自分はこんどこそ行かねばならない。とヤヨマネクフは思った。アイヌがアイヌとして生きているうちに。」 シシラトカとヤヨマネクフは犬係で、南極探検隊で南極めざす。
・「脳裏によぎったのは対雁の総頭領、チコロビーのことだった。樺太から自発的か強制か曖昧な経緯で渡ってきたアイヌを束ねる聡明で若き頭領は、この東京で何かを感得した。それから同族たちを日本のなかで自立させようと奮闘し、コレラに斃れた。」・・・南極点まで行けず。無謀にもヤヨマネクフは犬橇で南極点に行こうとする。『このまま帰っても元のままだ。俺たちは無力を蔑まれ、憐れまれ、滅びると決めつけられる』『そのために死んでもいいのか』
 『構わない、でないとアイヌが滅びちまう。・・・死に絶えるか≪立派な日本人≫なんてのに溶かされちまう前に、島のアイヌがアイヌとして生きられる故郷を作るんだ』 またまた親友の殴り合い。『だからもう半分は、生きてやり抜け。のうのうと死んでる場合じゃねぇぞ』・・これまで生きてきた。親友に今、なお生きよと諭された。生きるための熱の源は、人だ。人によって生じ、遺され、継がれていく。それが熱だ。」 ☆☆
・大隈邸で探検隊の報告会での会話-『極点まで行けずとも、・きみらアイヌが見直されるきっかけになるだろう』・・『お言葉を借りれば、見直される必要なんかなかったんですよ。俺たちは、ただそこで生きているってことに卑下する必要はない。見直してもらおうってのも卑下と同じだと思いましたね。俺たちは胸を張って生きていけばいい。…』
・『君の友人(プロニスワフ)は、摂理と戦うと言っておった。人の世界の摂理なら、人が変えられると、人だから生きていける。摂理も変えられる。人とは、かくも自らを恃(タノ)み得るものだったのだな。不肖大隈、教えられたよ』
 「もし祈りの言葉が忘れられても、言葉が奪われても、自分が誰かということさえ知っていれば、そこに人(アイヌ)は生きている。それが摂理であってほしいと願った。」 
・プロニスワフはパリ、ポーランド独立のための種々の動きがあった。弟のブレーンのコヴァルスキと対峙する。その相手に銃で撃たれたがまだ生きてる、そして言われる『弱肉強食の摂理と戦う。ユゼフ(弟)に言ったそうだな 。』・・
 『弟と、こっちの故郷は頼みます。・・もう一つの故郷と言うか、熱源と言ったほうがいい』 臨終の幻覚、「ビーズの額飾りを付けた二人の幼児・・振り向いた妻の口元には、鮮やかな入墨がある」=熱源 そして昇天セーヌに浮かぶ
・「アイヌの少女、知里幸恵(チリユキエ)が東京の金田一の家で死んだ。・・自らの研究のために彼女の命を食い潰した・・
 もう少し生き長らえたのではないか。人類の深淵に文明の光を当てようとした自分は、人々の生きた証や命そのものをもぎ取って陳列台に並べているだけではないのか」  知里幸恵、『アイヌ神謡集』の 序≪みんな果敢(ハカ)なく、滅びゆく弱きものと共に消失せてしまうのでしょうか≫ 「みな、遺そうとしているのだ、子孫が己を振り返らねばならなくなった時のために。文明が、野心やら博愛やら様々な衣装をまとって全ての境界を曖昧に溶かしていく時代のために。・・金田一は、強く誓った。無為に見られても、拱手傍観の思えても。決して滅びぬと念じて生きた人々に出会い、その人たちが遺した子孫と共に生きる自分にすべきことが、しがない学究の徒にこそできることが、きっとあるはずだ。」
§ 終章
・1945/8/15前後、舞台は樺太南部、序章の後部と繋がる。頭領バフンケの養女・イベカラは58歳になっている。琴で身を立て、島のあちこち・・、民間人の避難 ソ連の空襲、森に逃げるイベカラ、互いに迷ってる日本兵に合う、実はオロッコ人。『僕たちは日本の戸籍がない。・この島で日本の戸籍を持つのは(和人の他)アイヌだけです。いつかは戸籍をもらえる立派な日本人になるように、俺たちは学校でそうやって教わってきました』 森の中で二人のソ連兵と遭遇し、一人を射殺し、一人の女兵士を怪我させ、捕虜にした。名は、クルニコワ伍長・序章の女性兵士。
・イベカラが琴を弾く。『琴の音に覚えがある』捕虜は・話す。録音の『それ弾いたのはあたし・・』「クルニコワの目・・その紺碧の瞳には揺れる焚火が映りこんでいる。」☆星飛雄馬か? 
・「けれど、学校というものに希望を託し、未来を信じ、駆けずり回った大人たちをイベカラは知っている。彼らが焦がれ、存在を信じていた恩恵が、本当にこの世にあることを願った。そしてできれば大学まで行ったらしい寒がりの捕虜にも、そのおすそ分けがありますように」☆より良い学校だといいですよね。
・日本兵と合流できた、8/15過ぎてるのに、ソ連襲撃す。 ソ連の戦車が来る、道の真ん中で、イベカラ「『やめろ』なおイベカラ叫ぶ・声を振り絞る。もうこれ以上、故郷が爆弾や砲弾で掘り返されて欲しくなかった。もう故郷で誰も死んで欲しくなかった。」 『死ぬぞあんた』『あたしは死なないそしてこんな馬鹿げたことをやめさせる』『やめろ、無駄だ。ただの自殺行為だ』『じゃ誰が止めるんだ!』・・『ええい、まだるっこしい!あたしでもあんたでも、誰でもいいよ』『私でも、できるのか』『戦争も何もかも、生きてる人間が始めたんだ。生きてる人間が気張らなきゃ、終わんないだろ。あたしもあんたも、まだ生きてる。なら、できることがある。・黙って見てろ。あたしたちは滅びない。生きようと思う限り、滅びないんだ』 ・・・、・・・
ラスト「…私は二回目の生を歩き始める。『熱い』 呟いてから、妙な産声だと私は笑った。」

☆「滅びゆく民」でなく、「民族の自尊?」 私は、故郷鎌倉の地を売り払った、流浪人? 民族・領土・故郷って何?
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こんにちは!

【山好き、旅好きの団塊世代日記】 当ブログは2007/1/29に運営開始いたしました!





皆さんのお力になれるような記事を 書けるように勤めます!


プロフィール

高田 学

Author:高田 学
少年時代は海と戯れ鎌倉育ち、故郷を離れ北海道で学業。その後東京にて工務店経営。
環境(省エネ)には特に詳しい。廃業後自由人。

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① 読んだ本の気に入って皆さんに紹介したい部分や感想、
② 時事問題での皆様への問題提起
③ 旅や山行での報告感想  
等で 皆様の役にたてたら良いなと思うブログを書いてまいります。

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