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畳と瓦は日本の住まいの伝統文化か?

 
10世紀頃になって、貴族の家などでは、客の座るところへ藺草(イグサ)で織った筵(ムシロ)等を敷くようになり、日頃は「たたんで」おいたもので、たたみ
というようになったということです。そして貴族と武士の家では主人と客人がすわる部屋には今のように畳を敷いたままになりました。明治になって百姓も自由に畳を敷いてよいようになっても、敷かないで積み上げて置く習慣が方々にあったといいます。戦後になって全国すみずみまで、畳を敷いておく習慣が行き渡ったということです。そして現在、若い人の家には畳のある部屋がありません。つまり庶民の家の畳の文化はたった60年しかもたなかったということになります。
瓦は16世紀の終り頃から百姓以外の民家、武家の屋根に普及しました。明治になるまで、百姓の屋根には瓦は許されませんでしたので、草葺(カヤ―ススキ、藁---イネ)だったのです。防火上好ましくないということで、藁葺き、萱葺きは無くなってきています。瓦は重いし、地震の時、落ちてくると難癖をつけられて、クボタコロニアル葺き(アスベスト含入)の家が1980~2000年頃の分譲地ではほとんどでした。地産地消の瓦でなくなり、家作りに産業化の波にのまれていったためでしょう。
お風呂屋さんの屋根はどうしてお城のような瓦葺だったのでしょうか?殿様のような気分になってでかい浴槽につかって下さいということなのでしょうか?東京近郊のお金持ちの御百姓の屋根は入母屋のお城みたいな瓦葺きの屋根なのでしょうか?それをすすめた大工さんも御殿様の建物にあこがれたのでしょう。でも志村けんの御殿様みたいですよ。 瓦葺きというのは今の都会では庶民にはもうひとつ、なじんでないような気がいたします。
『日本人の住まい』宮本常一 著 を参考にしました。



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【山好き、旅好きの団塊世代日記】 当ブログは2007/1/29に運営開始いたしました!





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プロフィール

高田 学

Author:高田 学
少年時代は海と戯れ鎌倉育ち、故郷を離れ北海道で学業。その後東京にて工務店経営。
環境(省エネ)には特に詳しい。廃業後自由人。

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