十勝池田に移住して10度目の冬、10年経てば地に着いた気持になれればいいが、どこまでもエトランゼ・異邦人・よそ者の気持ちが抜けない。100名山あちこち一人で歩き直すのに憧れる。
『人生余熱あり』、 燃え尽きればいいのに、燻(クスブ)っていて、燻製が出来ればいいが、変にス トレスが溜まってくる気もする。それでは日高の山に登ってウサを晴らせればいいが、持久力が続かないなぁと思っていたところ、大動脈弁閉鎖不全症中程度も見つかり、残る時間・余生も多くはなさそうだ。すること・すべきことは選別していかざるを得ない。捨てる勇気を持たなければ。今あるツンドクは全部は消化しきれない。これから読みたい本も必ず出てくるし、時間との勝負かな。でも時間に追いまくられるのは嫌だなぁーと思い、人気のない丘に登り眺望・自然で心を和ませる。
2022年は時代の大きな分岐点となりそうです。人が地球を改変してしまう時代で「人新世」に突入したとも言われます。気候変動、第6期生物絶滅期だとも。国連安保理事国が侵略戦争続行中、時代の逆行だ。日本では平和憲法、まるで骨抜き、いや逆を行く軍事費2倍を行く戦時体制へ、中国・朝鮮に負けるなと、しかし戦前より悪く、米国の奴隷的立場が良いのだと。また地震大国の日本で原発新増設するという。歴史の教訓の無視、サイエンスの無視。この国に住む一個人として、なにをすればいいのだろう。選挙で、判断される?輿論は正しい判断をする?朝日を辞めた、むのたけじを想い出す。
わが心境、ひとの言葉を借りて、山口泉 言「…政治の無法は、さらに葉梨康弘の≪死刑≫発言に露呈する。日本にいまだ死刑制度が存在すること自体、世界と人類史に照らしての屈辱だ。そしてそのおぞましい≪刑罰≫が直ちに人権の不可侵性の蹂躙であることをすら悟り得ぬ思考停止の『国民感情』を楯に、政府はこの国家暴力をほしいままにしてきた。戦争と並んで許されざるその絶対悪のシステムを、あろうことか自らの駄弁の≪枕≫に繰り返し玩弄する頽廃。・・・様々兆候が悉く、今や崩壊が不可避な段階を過ぎつつあるかもしれぬ気配を示している。この命をいたぶり抜いてきたこの国」 の為政者たち。・・・呆気にとられる。どぎつい言い方だけど…
GHQは、ポツダム宣言を守らず、日本を米国に都合よく中途半端にしか、民主化しなかった。日本は、勝者アメリカの属国であること。そしてアメリカは、天皇を日本支配のため、民度に合わせ、巧妙に憲法に≪象徴≫として残してきた現実。第1条(天皇)と第9条とセットで制定させた。後は12歳程度の民度(マッカーサー言)で考え、運用したらと、侮られている。そして右往左往し、米国の思うままが現実か! いや、明治初期、在野で自由民権運動が活発に起き、「五日市憲法」をも、策定されている。なんと明治13年、土佐の2町で、婦人参政権が4年間認められていた。また明治17年、秩父
では、パリコミューンごときの秩父事件が起きている。そういう在野の民(タミ)の動きをうまく掬い上げ纏め上げ、土着からの民主主義を築くことができたならと夢想する。そうしたら戦後のいい加減な押付け≪民主主義≫でなかったものを。文藝春秋新年号に、保坂正康らと懇談した際に、平成天皇は『日本にはどうして民主主義が根付かなかったのでしょうね』と、おっしゃった。英国王室・民主主義を範とし大いなる識者でおられる陛下、本音なのでしょう。アイロニーの匂いもする?
生真面目な天皇陛下はより良き≪象徴≫にと、おっしゃるが、定義もされてない≪象徴≫のなんたるかを考えるべきは、憲法の精神からして≪民≫が考えるべきものと識者は言う。けれど、それは≪空虚≫だと、言う小説家(赤坂真理・森達也)たちもいる。なんたるかを論ずべきだが、忖度が起き、タブーにして考えない≪空気≫を作ろう、ということにしているようだ。 憲法第1条から、忖度・空気の薦めと、皮肉くりたくなる。
北海道では珍しい、湿った重たい雪が、12/23日に当地でも40㎝近く積もった。その後、凍ってしまった雪なので、雪の下に置き忘れたものは、来春までそのままか?
私事、令和3年の春に立ち上げた、NPO法人池産池消自然エネ研修所の活動は、池田で発生した伐採木をペレットに製造する作業(事業)は、ほんの少し形にはなった程度、多少?の苦労をしています。そんなこと等もあり、町会議員は、この4月で卒業と決めました。田舎議会、ホントに勉強させてもらいました。中央の政治と悪いところは似てるもんだ、等々それなりに頑張りましたが。
寿命には勝てない鶏1羽は他界し、山羊親子2頭、柴犬1頭、オス猫(半野良)と私、ペレットストーブのお陰で、窓からの広々した大地・雪原(畑)を眺めながら、暖かく越冬できるでしょう。
あなた様にとり、より良い年になることを祈念しております。
2023年 正月
髙田 學
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