◎1/26、北海道新聞・各自核論より。 専門は農業思想史・ドイツ現代史、
☆この学者、人は歴史から学ばないと、諦めるような論説です。諦めないで欲しいのですが・・・むのたけじ さんも「希望は絶望のど真ん中に」を書き、辺見庸さんも「絶望という抵抗」を書いているのに・・・
・「もっとも辛いのは研究した現代史の展開が繰り返されること、すなわち、人間は結局歴史から学ぶことなどできないという現実をつきつけられることである。」
・「ウクライナ・・塹壕が彫られ、そこで第一次大戦時と同様に二十歳前後の青年が亡くなって・・青年たちのバラバラの骨が積み上がる横で、軍拡の担い手である軍需産業は潤った。人類は百年前から全然進化していない。さらにこころが暗くなるのは世間の戦争に対する鈍さである。『敵基地攻撃(反撃)能力』への支持率は18~29歳で65%、全体で56%という・・、20世紀の歴史は、攻撃されたとか、脅威を与えられたとかいう≪口実≫の作成に政治家や軍部が腐心してきた『口実合戦』の歴史なのだけれど、この能力の保有によって日本を取り巻く国々は開戦の≪口実≫をいっそう作りやすくなったし、・・軍拡が戦争を導いたことはあっても止めたことはない。」
・「いつの時代も、・・戦争被害者を置き去りにしてきた。いくら科学の水準が上がっても、人間の精神は成長していないように感じる。‥ああ、歴史がどこにもない。『わかんない』と『どうでもいい』が心を支配する時代、私たち現代史研究者にできることは淡々と過去の悲惨な事実と軍事に頼る社会が野蛮化することへの警鐘をつたえていくことだけなのだが、また今回の歴史のこれまでのパターンからすれば、多くの人は聞く耳を持たないだろう。」
☆暗いなぁー、「希望は絶望のど真ん中に」とはいかないか・・・
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